とうがらし(唐辛子)はナス科に属し、アメリカ熱帯地方が原産で、南ばんコショウ、高麗コショウともいいます。
8〜10月ごろ採取され、サヤの細長いもの、短くて大きいもの、また、赤色のもの、黄色のものなどあります。
また、甘味が強く辛味のないもの(ピメント、パプリカ、ピーマン(細長いものはシシトウ))と辛味の強烈なものとがあります。
なお、辛味成分は、カプサイシン、また、成熟して赤くなるのは、カプサンチンによるものです。
栄養(果実)としては、ビタミンA、Cが多く、ビタミンAを(640μg/100g中)(乾したものは1500μg/100g中)、ビタミンCを(120mg/100g中)含んでいます。
葉も、タンパク質、ビタミンとも比較的豊富です。
調理(用途)としては、辛味種は、生のまま、または、きざんで粉末にし、それぞれ香辛料として各種料理に用います。
また、防腐性があるので、カビその他の防腐剤としても利用されます。
一方、甘味種は、野菜として、サラダ、煮物、炒め物、揚げ物などにしていただきます。
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