西洋かぼちゃはウリ科に属する蔓性(つるせい)の1年生草本で、南米の高原地帯が原産です。
日本には、米国から渡来しました。
蔓(つる)は地面をはい、親蔓、子蔓の節目に果実がつきます。
花は黄色で大きく、雌花、雄花の単性花(たんせいか)です。
果面は、概ね平滑で、果形はさまざまあります。
果肉は一般に色が濃く、粘質あるいは粉質で、ビタミンを多く含み、貯蔵性に優れています。
種子は淡褐色をし、ほかの種類よりも大型です。
品質としては、完熟していて、果面が充実し光沢があり、また、果形が正しく、肩、胴の辺りが十分張っているものが良品です。
栄養としては、糖質、ビタミンAを多く含んでいます。
調理としては、スープ、揚げ物、煮物などにしていただきます。
また、つぶして、餡(あん)にし、つなぎや団子、パイの皮などの原料に用います。
なお、この「西洋かぼちゃ」には、栗南瓜、刀割南瓜、西洋南瓜などの別名があります。
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