日本かぼちゃは、ウリ科に属する蔓性(つるせい)の1年生草本で、北米コロラドまたは中米の熱帯地方が原産といわれています。
日本には、カンボジアからポルトガル船で豊後(大分県)に渡来しました。
蔓(つる)が地面をはい、親蔓、子蔓の節目に果実がつきます。
花は黄色で大きく、雌花、雄花の単性花(たんせい-か)です。
果面が瘤(こぶ)あるいは波のようになっていて、果形は扁球形のものが多く、果肉は黄色で、肉質はほとんどのものが粘質です。
品質としては、完熟していて、果面が充実し、果形が正しく、肩、胴の辺りが十分張っているものが良品です。
栄養としては、糖質、タンパク質、カリウム、カルシウム、ビタミンA、ビタミンCなどを含んでいます。
調理としては、スープ、煮物、揚げ物などにしていただきます。
また、つぶして、餡(あん)にし、つなぎや団子、パイの皮などの原料に用います。
なお、この「日本かぼちゃ」には、番南瓜、番瓜、トウナス、倭瓜、ボウブラなどの別名があります。
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