にんにく(葫、大蒜)はヒガンバナ科に属する多年生草本で、西アジア、中国が原産です。
葉が長く、数枚が互生し、地下の鱗茎は、淡褐色の皮でおおわれ、内部に放射状に5〜6個の小さな鱗片をもっています。
また、葉や茎全体に特有の強い刺激成分をもち、鱗茎、幼葉とも食用にします。
栄養としては、炭水化物を(26.3%)、食物繊維を(5.7%)含み、またビタミンE、葉酸、カリウムやリンを比較的多く含んでいます。
ところで、「にんにく」の臭気と辛味成分は、主に、揮発性の「硫化アリル類」ですが、「生にんにく」の汁液には、これを分解する酵素があり、これによる分解で、辛味と臭気が生じます。
また、「硫化アリル」は、腸内で分解し殺菌作用をしめします。
調理としては、焼き物、煮物、揚げ物、炒め物などの料理に用いられます。
また、乾燥粉末「ガーリックパウダー」も料理をはじめ肉の加工品などに利用されます。
|