ニンニク(大蒜)はヒガンバナ科に属する多年生草本で、地下茎に肥厚(ひこう)した鱗茎(りんけい)をもち、葉とともに食用にしますが、いずれも特有の臭気があります。
注目される成分として、配糖体として含まれる揮発性の「硫化アリル類」がありますが、これは、生ニンニクの臭気と辛味の元になる成分であると同時に、殺菌効果もあり、腸内で分解して作用します。
調理(用途)としては、消臭、香味、辛味付けとして、炒め物、煮込み、ソース、ドレッシング、カツオのたたき、ガーリックパン、漬物(キムチ)などに用います。
また、中国料理にはなくてはならない食品の一つでもあり、広く利用されています。
なお、ニンニクを乾燥して粉末にした「ガーリックパウダー」も各種料理、食肉加工品などに利用されています。
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