ゆず(柚子)はミカン科に属し、中国の揚子江の上流が原産で、日本では主に高知県ですが、他に徳島県、愛媛県などでも栽培されています。
果実の大きさは130g程度で、丸みのある形をし、比較的、冷温に耐える柑橘です。
果肉は、柔らかで、多汁ですが、酸味が強く、甘味がありません。
種子は、各袋に2、3個あり大きめです。
また、黄色の果皮の表面は凹凸があり、やや厚く、強い香気をもっています。
栄養的には、ビタミンCが多く、(皮で、150mg/100g中、果汁で、40mg/100g中)含んでいます。
なお、このゆずは、強い酸味があるため、生食には適しませんが、強い香気があるため、日本料理に不可欠で、蒸し物、吸い物などに香り高い風味を添えます。
また、果皮を薬味にするほかに、マーマレード、菓子(柚子せんべい、柚子ようかん)、柚子味噌などにも用います。
ちなみに、薬味として利用する場合は、表面をうすくスライスしたり、きざんだり、すりおろしたりして使います。
|