ヨーグルトは、牛乳に乳酸菌のスターター(純粋培養)を添加して、一定温度を保ちながら醗酵させ、凝固させたものです。
発祥地は、ブルガリアのバルカン地方で、昔から、その地の住民の重要な食糧であったようです。
ちなみに、ヨーグルトの呼称は、乳酸型の発酵乳ということで、欧米ではトルコ名(yogurt)の「ヨーグルト」になっていますが、エジプトでは「leben」、イタリアでは「gioddu」、インドでは「dadhi」です。
なお、本来、ヨーグルトには硬化剤を用いませんが、適度な硬さを保つため、寒天、ゼラチン、でんぷんを使用することがあります。
栄養としては、濃縮乳または脱脂乳が用いられるので、栄養価の優れた乳タンパク質、カルシウムなどが含まれています。
また、乳酸醗酵によって消化吸収が良く、生きている乳酸菌も含まれているので、腸内を酸性にして、腐敗菌の増殖を阻止する整腸作用もあります。
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