ヤギ肉

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食品の豆知識「ヤギ肉」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「ヤギ肉」のページでは、ヤギ肉の特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ヤギニク、やぎにく、山羊肉

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ヤギ肉
 ヤギ肉は、特有の臭気があり、日本では一部加工材料として使われる程度ですが、回教徒の多い中近東では、羊肉とともに重要な食肉の一つです。

種類としては、用途により乳用種、毛用種、肉用種、乳肉兼用種などに分けられますが、品種は「トッケンブルグ種」や「アンゴラ種」など肉質が優良な種類のほか、「ジャムナバリ種」、「カシミヤ種」、「ザーネン種」などがあります。

ちなみに、長崎県五島列島に、以前、小型ですが、肉質がよく、強健な「シバヤギ」という在来種が飼育されていました。

ただ、今は、純粋種は激減していて、主に実験動物用に利用されている程度です。

なお、ヤギ乳は、牛乳より、やや脂肪やタンパク質が多く、また、無機質も豊富に含まれています。


【主な栄養素】 やぎ 赤肉、生
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
107 21.9 1.5 0.2 0
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 3 0 1 2
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.07 0.28 6.7 0.26 2.8
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
2 0.45 1
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
45 310 7 25 170

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
3.8 4.7 0.11 0.02
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。


【主な栄養素】 やぎ乳
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
63 3.1 3.6 4.5 0
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 36 0 0.1 2
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.04 0.14 0.3 0.04 0
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
1 0.39 1
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
35 220 120 12 90

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.1 0.3 Tr Tr
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。



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