ウルメイワシはニシン科の魚で、東北地方以南、特に南日本の外洋に分布しています。
浜松では「ウウル、マツライワシ」、八戸では「ノドイワシ」、千葉では「センキ」、富山では「ドンボ」、熊本では「ウウメイワシ、オオメイワシ」などとよんでいます。
このウルメイワシは、マイワシとほぼ同じ大きさですが、丸みをおびた体型で、旬の脂ののっているものは眼がうるんでみえます。
産卵期は4〜6月で、内湾に入ってきて産卵します。
なお、ウロコが取れ易いようですが、ウロコの多くついているものほど、鮮度が良いとされています。
また、品質として、背部の色が濃く、腹部と差がはっきりみられ、全体にツヤ、弾力があり、眼がすんでいて、身ばなれが良いもの、また、鱗(うろこ)の多くついているものが良いとされています。
旬は冬で、調理としては、新鮮なものを、刺身、酢の物にしていただきます。
また、塩焼き、フライ、唐揚げ、魚団などにもします。
加工品としては、各種干物、缶詰類に利用されます。
|