チョウセンアザミ

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食品の豆知識「チョウセンアザミ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「チョウセンアザミ」のページでは、チョウセンアザミの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

チョウセンアザミ、ちょうせんあざみ、朝鮮薊、キク科

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チョウセンアザミ
 チョウセンアザミ(朝鮮薊、アーティチョーク)はキク科に属する2年生草本で、ヨーロッパが原産です。

草丈が1.5〜2mになり、夏に紫色の径が10〜15cmもある大形の花(頭状花)をつけます。

初夏につく幼蕾の花(頭状花)の苞に包まれた花托を主に食用にします。

また、紫色の大きな美しい花をつけるので観賞用にもなり、一度植えると毎年楽しむことができます。

調理としては、少量の塩で茹でてサラダに用いたり、煮物、塩漬、酢漬などにしていただきます。

また、水煮加工品にも利用されます。

多年生植物とは、二年以上にわたって生存する植物。
草本は、茎が概して軟らかく、毎年冬になると地上部は枯死しますが、地下部が越冬し春に芽を出します。
頭状花(とうじょうか)とは、花序全体を一つの花に見立てていうことばです。
花序(かじょ)とは、花軸についている花の配列状態を指します。
花柄(かへい)とは、花序の中央の軸から分枝し、各々の花をつけている柄の部分を指します。
花托(かたく)とは、花柄の上端にあって花弁やめしべなどをつける部分を指します。
苞(ほう)とは、芽や蕾(つぼみ)を包み、保護する小形の葉を指します。


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