トウモロコシ

食品の豆知識「トウモロコシ」のページ

食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
 食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編 トップページ > 穀 類 > トウモロコシ

食品の豆知識「トウモロコシ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「トウモロコシ」のページでは、トウモロコシの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

トウモロコシ、とうもろこし、玉蜀黍、イネ科

*****
ー スポンサードリンク −


トウモロコシ
 トウモロコシ(玉蜀黍)はイネ科に属する一年草で、トウキビ、ナンバ、コウライキビなどともいいます。

アンデス山脈のふもとが原産地といわれています。

日本には16世紀にポルトガル人によって伝えられ、明治初期に、アメリカから新しい品種(スイートコーン、デントコーン)が、北海道に導入されてから、広く栽培されるようになりました。

今では、トウモロコシは、小麦や米に次いで生産の多い作物になり、土地や気候に対する適応性も強く、生育期間も短いため、全国的に栽培されています。

スイートコーンでは、特に北海道でもっとも多くみられますが、他に関東地方の千葉県、茨城県、群馬県、埼玉県、栃木県や、甲信地方の山梨県、長野県などでも栽培されています。

トウモロコシは、品種によって、形、大きさ、性質が異なり、色も、黄、白、紫、赤黒、混色した斑状のものなどあります。

また、粒質の状態により、次のように分けられます。
スイートコーン 甘味種=主に食用
ポップコーン 爆裂種=主に製菓
デントコーン 馬歯種=主に飼料、コーンスターチ
フリントコーン 硬粒種=主に食用、飼料、工業用
ソフトコーン 軟粒種
ワキシーコーン モチ種
    など。

主な成分は、炭水化物(70.6%)、タンパク質(8.6%)、脂質(5.0%)です。

用途としては、次のようなものに利用されます。
食用(焼く、茹でる、蒸す)
コーンフレーク
コーンミール
コーンスターチ
コーンオイル
製菓の原料
アルコール飲料の原料
バイオエタノール(自動車用燃料)の原料
動物の飼料
    など。

草本とは、木部があまり発達せず地上部が一年で枯れる植物を指します。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(玄穀)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
350 8.6 5 70.6 9
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 150 0 1.5 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.3 0.1 0.39 0 28
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
2 0.57 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
3 290 5 75 270

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
1.9 1.7 0.18 0
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : トウモロコシ





メニュー

*****
ー スポンサードリンク −



【索引ページ】



[PR]
ジーンズ色いろ 栄養管理&食品 病気とからだナビ 暮し生活のアイディア
病気と症状いろいろナビ 病気と症状ひと口メモ 呼吸器の病気ナビ 妊娠@ガイドブック
運動器の病気ナビ 皮膚と皮膚付属器の病気ナビ
当サイト、当サイト名、および当サイトの内容・画像等を、あたかも自分のサイトであるかのように利用・使用するのはおやめ下さい。もちろん、内容・画像等の複製(コピーなど)もご遠慮願います。 当サイトのご利用には、人間としてのモラルをもってお願い致します。このサイト「食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編」の全ページの著作権は、すべてこのサイトの管理者にあります。
Copyright (C) 食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編 All Rights Reserved