豆腐

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「豆腐」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「豆腐」のページでは、豆腐の特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

トウフ、とうふ、豆腐

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豆 腐
 豆腐は、もともと奈良時代に中国から伝えられたもので、味噌、醤油、納豆とならんでダイズの食べ方としては優れているといえます。

消化率も煮豆よりはるかに良好です。

この優れた豆腐には、普通豆腐(木綿豆腐)、絹ごし豆腐(絹豆腐)、袋入り豆腐などがありますが、大まかな製造手順を記述すると、まず、ダイズを水に一晩浸け、粉砕機で、水を少しづつ加えながらドロドロの状態にし、これに水を数倍加えて釜で煮る(または蒸気を吹き込む)と、呉(ご)ができます。

この呉が冷めないうちに、布を使って搾り、「おから(うのはな)」と「豆乳」に分けます。

続いて、この豆乳に凝固剤「澄まし粉(硫酸カルシウム)、にがり」を適量加え、静かに放置して、タンパク質を凝固させます。

そして、上澄み液を捨て、その凝固物を型に入れ、加圧して水を切り、これらの手順でできた豆腐を取り出して、適当な時間、水に浸けておきます。

ちなみに、製造中にできる「おから」は、食用のほか、飼料としても利用されます。

また、「豆乳」は、とても栄養価が高く、そのまま母乳の代用として、また栄養飲料としても利用されます。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(木綿豆腐)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
72 6.6 4.2 1.6 0.4
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 0 0.6 13
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.07 0.03 0.05 0 12
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.1 0.02 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
13 140 120 31 110

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.9 0.6 0.15 0.38
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : 豆腐



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