トマト

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「トマト」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「トマト」のページでは、トマトの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

トマト、とまと、蕃茄、ナス科

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トマト
 トマト(蕃茄)はナス科に属し、ペルー、アメリカが原産地といわれています。

日本で食用になったのは、明治中期からです。

果実の大きさは、品種、栽培方法、収穫時期などにより異なりますが、おおよそ1個が60〜300gです。

また、色は、ふつう赤色ですが、桃色、橙色、黄色のものもあります。

品種は、生食用と加工用に分けられます。

品質としては、形が角ばらず、スジ、溝がなく、豊円に発育し、ヘタの部分に裂け目がなく、肉が厚く、空洞のないものが良好です。

栄養としては、炭水化物、ビタミンA、B、C、カルシウムのいずれも含んでいて、アルカリ度の高い食品です。

調理としては、塩やマヨネーズをかけそのままいただいたり、サラダや料理のつけ合せ、煮込み料理(カレー、シチュー)の材料などに利用します。

加工品としては、トマトをつぶして裏ごしし濃縮にした「トマトピューレ」、トマトピューレをさらに濃縮にした「トマトペースト」、ピューレに香辛料、塩、砂糖、食酢などを加えた「トマトケチャップ」、また、ジュース、水煮缶詰などがあります。

なお、トマトには、アカナス、サンゴジュナス、蕃柿などの別名があります。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
19 0.7 0.1 4.7 1
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 540 0 0.9 4
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.05 0.02 0.08 0 22
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.7 0.17 15
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
3 210 7 9 26

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.2 0.1 0.04 0.08
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : トマト






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