トマト(蕃茄)はナス科に属し、ペルー、アメリカが原産地といわれています。
日本で食用になったのは、明治中期からです。
果実の大きさは、品種、栽培方法、収穫時期などにより異なりますが、おおよそ1個が60〜300gです。
また、色は、ふつう赤色ですが、桃色、橙色、黄色のものもあります。
品種は、生食用と加工用に分けられます。
品質としては、形が角ばらず、スジ、溝がなく、豊円に発育し、ヘタの部分に裂け目がなく、肉が厚く、空洞のないものが良好です。
栄養としては、炭水化物、ビタミンA、B、C、カルシウムのいずれも含んでいて、アルカリ度の高い食品です。
調理としては、塩やマヨネーズをかけそのままいただいたり、サラダや料理のつけ合せ、煮込み料理(カレー、シチュー)の材料などに利用します。
加工品としては、トマトをつぶして裏ごしし濃縮にした「トマトピューレ」、トマトピューレをさらに濃縮にした「トマトペースト」、ピューレに香辛料、塩、砂糖、食酢などを加えた「トマトケチャップ」、また、ジュース、水煮缶詰などがあります。
なお、トマトには、アカナス、サンゴジュナス、蕃柿などの別名があります。
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