タラバガニ(タラバガニ科)は、カニの名がついている「ヤドカリ」の類です。
オホーツク海、ベーリング海に多く、日本近海では、北海道の東岸および日本海岸にみられます。
ちなみに、この「鱈場蟹」の名は、北海道の鱈(タラ)の魚場で延縄漁具にかかって獲られたことから、このようにつけられたといわれています。
甲の大きさは、オスが20〜25cm程度、メスが15〜18cm程度になります。
ちなみに、脚が一見ハサミも含めて4対のようにみえますが、もう1対は退化し甲の下に隠れています。
なお、このタラバガニは、生きたまま市場に入荷することが少なく、大部分は脚部、ハサミの部分を、甲殻から切り離し冷凍品として入荷します。
調理としては、鍋物、サラダ、酢の物、汁物、炒め物などにしていただきます。
加工品としては、缶詰として利用されることが多く、カニの缶詰の中では、最も美味とされています。
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