タラ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「タラ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「タラ」のページでは、タラの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

タラ、たら、鱈、タラ科

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タ ラ
 タラはタラ科の魚の総称で、マダラ、スケソウダラ、コマイなどが挙げられます。

ちなみに、タラというとマダラのことを指していいます。

水深150〜200m前後の海底にすみ、体長は、1.2m程度です。

一方、タラ類のうちのスケソウダラは、水深100m前後の中層に生息し、体長も少し細身の小型です。

タラはとても美味しい魚で、卵巣、精巣(白子=菊子)などは、特に美味とされています。

また、スケソウダラの卵巣の塩蔵は、いわゆる「タラ子」とよばれ、たいへん好まれています。

栄養としては、タンパク質、ビタミンA、D、リンなど含んでいます。

また、肝臓には脂肪やビタミンAが多く、肝油の原料として利用されます。

なお、タラ、スケソウダラの肉質は白身で熱するとほぐれ易い特徴があります。

調理としては、ちり鍋、塩焼き、煮付け、酒蒸し、粕漬けなどにしていただきます。

また、加工品として、干物にも利用されます。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(マダラ−生(切り身))
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
77 17.6 0.2 0.1 0
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
9 0 1 0.8 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.1 0.1 0.07 1.3 5
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
1.4 0.44 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
110 350 32 24 230

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.2 0.5 0.04 0.01
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : タラ


【主な栄養素】(スケトウダラ−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
79 18.1 0.2 0.1 0
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
56 0 0 0.5 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.07 0.14 0.05 4 6
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
1.1 0.4 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
130 350 41 32 270

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.4 0.5 0.06 0.01
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : タラ


マダラ

スケトウダラ(スケソウダラ)

タラ子 スケトウダラの子

干ダラ

スキミタラ

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