たまねぎ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「たまねぎ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「たまねぎ」のページでは、たまねぎの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

タマネギ、たまねぎ、玉葱、葱頭、ヒガンバナ科

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たまねぎ
 たまねぎ(玉葱、葱頭)はヒガンバナ科に属し、日本にある現在の品種は、明治以後に導入されたアメリカやヨーロッパ系のものです。

外面は、白または赤褐色で、紫色の乾燥した皮膜におおわれ、1個が、ふつうは直径8〜10cm、重さ150〜200gですが、中には、350gになるものもあります。

また、たまねぎ(玉葱)には、甘玉葱と辛玉葱があり、甘玉葱は辛味が少なく甘味の強い生食用種ですが、これ以外の品種はほとんどが辛玉葱に属しています。

主な産地は、北海道、兵庫、佐賀、愛知などです。

栄養としては、比較的、炭水化物を多く含んでいます。

なお、たまねぎもネギ類特有の刺激臭があり、その刺激成分は「硫化アリル」ですが、これは加熱により、一部分解されて「プロピルメルカプタン」という甘味の強い成分に変わります。

調理によって甘味が出るのはこのためです。

調理としては、炒め物、煮物、揚げ物、サラダ、和え物、薬味など幅広く利用されます。

また、ソース類をつくる際にも、絶対欠かすことができないものの一つです。

なお、加工品としては、「オニオンパウダー」が料理に幅広く利用されています。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(りん茎−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
37 1 0.1 8.8 1.6
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 0 0.1 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.03 0.01 0.16 0 16
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.1 0.19 8
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
2 150 21 9 33

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.2 0.2 0.05 0.15
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : たまねぎ




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