タケノコ(筍)はイネ科に属する多年生植物で、中国江南地方が原産です。
地下茎を植えてから4〜5年で収穫でき、幼茎は3〜5月にかけて市場に出回ります。
タケノコの種類には、「モウソウチク(孟宗竹)、ネマガリダケ、ハチク、マダケ」などがありますが、市場に出回るのは、ほとんどが「モウソウチク(孟宗竹)」です。
主な産地は、福岡県がもっとも多く、次いで鹿児島県で、他に熊本県、京都府、静岡県、香川県などです。
ちなみに、高級品の産地として、京都府の向日市、長岡京市、大山崎町をはじめ、大阪府貝塚市木積地区、福岡県北九州市(合馬たけのこ)などがよく知られています。
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石川県金沢市産のたけのこは、加賀野菜の一つに選定されています。 |
品質としては、外皮が淡褐色をし、形が砲弾形で、切り口および肌の色が純白で瑞々しく新鮮なものが良好です。
栄養としては、タンパク質、カリウム、食物繊維が含まれています。
調理としては、煮物、和え物、吸い物などにしていただきます。
また、佃煮、味噌漬、からし漬、粕漬などにも利用されます。
なお、茹でてアク抜きをするには、水に10%の米ヌカを入れ、皮をつけたまま茹でます。
その際、先を切り、また、外皮を縦に切って茹でます。
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