タイワンガザミは甲殻類、十脚目、短尾下目、ガザミ科に属し、太平洋側では相模湾以南、日本海側では秋田県以南に分布しています。
体色がオスとメスでは異なり、メスは緑褐色をしていますが、オスは甲羅が濃茶褐色で、白色の雲状模様があり、また脚は青紫色をしています。
なお、このタイワンガザミは、ガザミ類の中では漁獲量の多いカニで、市場には、ふつう生きたものが入荷しますが、死んでいるものがあれば、甲殻にツヤがあり、ハサミ、脚の欠落がなく、標準的な大きさで、腐敗臭のないものを選ぶようにします。
調理としては、塩茹で、汁物(味噌汁)などにしていただきます。
また、甲に熱燗の酒を注いだ「甲羅酒」は珍重されています。
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