タイ類には、タイ科に属するものではマダイ、チダイ、キダイ、ヒレコダイ、ヘダイ、キチヌ(別名キビレ)、クロダイ、一方、イシダイ科に属するものではイシダイ、イシガキダイなどが挙げられます。
栄養(クロダイ)としては、おおよそ、タンパク質を(20.4%)、脂質を(6.7%)、ビタミンAを(12μg/100g中)、ビタミンB1を(0.12mg/100g中)、ビタミンB2を(0.30mg/100g中)、ビタミンB6を(0.42mg/100g中)、ナイアシンを(5.5mg/100g中)、リンを(250mg/100g中)含んでいます。
調理としては、いずれも、刺身、すしネタ、塩焼き、ムニエル、蒸し物、汁物、鍋物、たい飯、たい茶漬けなどにしていただきます。
加工品としては、「鯛の浜焼き」、「コダイ笹漬け」があり、いずれも全国的によく知られています。
このうち、「鯛の浜焼き」は、内臓を除去し、塩蒸しし、竹皮で編んだ伝八笠に入れられて販売されます。
これを生姜醤油でいただいたり、茶漬け、吸い物などに用います。
一方、「コダイ笹漬け」は、三枚におろし、うすい食塩水に侵し、水切り後、調味酢液に漬けて、樽詰めしたものです。
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