ショウガ(生姜、薑)はショウガ科に属し、熱帯アジアが原産で、ハジカミともいいます。
淡黄色の地下茎は多肉で、屈指状に伸び、休眠せず生育し続けます。
また、塊茎には、特有の芳香と辛味があり、食用、薬用に用いられています。
種類を大別すると、小生姜、中生姜、大生姜に分けられます。
主な産地は、高知県、熊本県、千葉県、宮崎県、茨城県などです。
なお、根ショウガに対して、軟化促成の芽ショウガ、促成、半促成の葉ショウガも生産されています。
品質としては、次のようなものが良いとされています
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根ショウガ |
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淡黄褐色で鮮やかな色をし、肉付きが良く太っていて、スジ張らず、特に根が太く発達していないもの。 |
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芽ショウガ |
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あまり太くなく、色がきれいで、肉質が新鮮で充実し、繊維が発達せず歯切れの良いもの。 |
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葉ショウガ |
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塊茎があまり太くなく、色がきれいで、緑色の新鮮な葉が3〜6枚付いているもの。 |
調理(用途)としては、根ショウガは梅酢に漬けた漬物「紅生姜」、また、酢、塩、砂糖で調味した「甘酢漬(ガリ)」に、芽ショウガはつま(焼き魚の彩り)に、葉ショウガはすりおろして薬味などに利用します。
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