酢漬には、野菜や果物を、酢を使って漬けたものと、また、薄塩で漬け自然に乳酸発酵させたものとがあります。
日本で代表的なものとしては、らっきょうを乳酸発酵(下漬)後、甘酢で本漬した「らっきょう漬(楽京漬)」、細切りした大根を酢、醤油、みりんなどを混ぜて酢漬にした「はりはり漬」、聖護院かぶを下漬けした後、昆布をしきながら食酢などで本漬けした「せんまい漬(千枚漬)」などがあります。
海外の酢漬としては、胡瓜、玉葱、キャベツなどを用いた欧風漬物「サワーピクルス、スィートピクルス」、キャベツを薄塩で漬け、乳酸発酵させた欧米で著名な「ザウエルクラフト」、ピクルスの一種で、オリーブの実を塩漬し、乳酸発酵させた「オリーブ漬」などがあります。
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