ソラマメ(蚕豆)はマメ科に属し、莢が空に向かってつくので「空豆」とも書きます。
ちなみに、「蚕豆」の呼称は、莢の形が蚕に似ていることからつけられています。
西南アジアから北アフリカが原産とされ、古くエジプト時代から栽培されています。
日本へは8世紀ごろ伝わり、概ね、暖かく湿潤な地で栽培されています。
食用には、むき実用未熟豆と乾燥した種実(豆)の両方が使用されます。
品質としては、粒が豊かで、色ツヤの鮮やかなものが良いとされています。
栄養としては、炭水化物を(55.9%)、タンパク質を(26%)含み、またビタミン、ミネラル類が豊富です。
調理としては、未熟豆は、野菜として、炒め物、煮物、スープ、豆ご飯、塩茹で(酒のつまみ)などにしていただきます。
一方、乾燥豆は、煮豆、煎り豆、油豆、甘納豆、餡(あん)や味噌の原料などに利用します。
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