そば

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「そば」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「そば」のページでは、そばの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ソバ、そば、蕎麦、タデ科

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そ ば
 そば(蕎麦)の原産地は、東アジアの北部、アムール州の上流沿岸から中国東北部のダウリ、バイカル湖に至る地域という説と、中国西南部の山岳地帯という説があります。

日本へは、中国、朝鮮を経て伝わり、8世紀前には、栽培がはじめられていたといわれています。

生育期間が短く、肥料も少なくてすみ、環境に対する適応性も強く、高い緯度の寒地や高地などでもよく生育するので、古くは救荒食糧として利用されていました。

栄養としては、炭水化物を(約70%)、タンパク質を(12%)、またビタミンB1、鉄、亜鉛などを含んでいます。

用途としては、そばに小麦のような粘弾性がないため、小麦粉、なが芋、鶏卵などをつなぎにして麺にした「そば切り=いわゆる「そば」」、風味は劣りますが貯蔵性の良い「干そば」、そば粉を熱湯で固く捏ねて、沸騰水で煮て、塩、醤油などで調味し、そのまま食べる「そばがき」、あるいは、そばの殻をとったものを粥状にして食べる「そば粥」、また、(焙煎)そば粉を使った「そば菓子」などに利用されます。

「救荒食品」(備荒作物、救荒作物、救荒植物)とは、山野に自生する植物、また、一般の農作物が不作の時でも成育する作物、または、飢饉の際に食糧になるものをいいます。ただ、今は飽食時代ですので、あまり聞き慣れないことばになっています。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(そば粉・全層粉)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
361 12 3.1 69.6 4.3
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 0 0.9 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.46 0.11 0.3 0 51
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
4.5 1.56 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
2 410 17 190 400

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
2.8 2.4 0.54 1.09
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : そば


玄そば そばの花

そば饅頭 そばぼーろ

そ ば きつねそば 月見そば

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