シジミ

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食品の豆知識「シジミ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「シジミ」のページでは、シジミの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

シジミ、しじみ、蜆、シジミ科

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シジミ
 シジミはシジミ科に属する二枚貝の総称で、この類には、マシジミ、ヤマトシジミ、セタシジミなどがみられます。

全国各地の汽水域(河川水と海水の混ざるところ)、淡水域に生息しています。

一般に、三角形の殻をもち、表面の色は、幼時では淡黄緑色ですが、成熟すると黒味が増します。

また、殻の大きさは、ふつう、長さ2〜4cm×高さ2〜3.5cm×幅2cm前後ですが、中国、台湾産の「オオシジミ」はハマグリぐらいの大きさになります。

産卵期はいずれも夏場です。

主な産地は、青森県の「十三湖、小川原湖」、宮城県の「北上川」、 茨城県の「涸沼川、利根川」、島根県の「宍道湖」などが挙げられます。

品質としては、水中で水管、斧足を出しているとき、手で触れると、すぐ殻を閉じるもの、また水を切っている場合は、殻を固く閉じているものが良いとされています。

調理としては、主に、吸い物、味噌汁などの汁物にしていただきます。

加工品として、佃煮、時雨煮などに利用されます。

ちなみに、このシジミは、昔から、黄疸によく効くといわれています。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
51 5.6 1 4.3 0
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
14 120 0 1.6 1
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.03 0.25 0.09 62.4 17
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
1 0.38 1
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
73 66 130 12 86

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
5.3 2.1 0.42 1.5
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : シジミ



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