シジミはシジミ科に属する二枚貝の総称で、この類には、マシジミ、ヤマトシジミ、セタシジミなどがみられます。
全国各地の汽水域(河川水と海水の混ざるところ)、淡水域に生息しています。
一般に、三角形の殻をもち、表面の色は、幼時では淡黄緑色ですが、成熟すると黒味が増します。
また、殻の大きさは、ふつう、長さ2〜4cm×高さ2〜3.5cm×幅2cm前後ですが、中国、台湾産の「オオシジミ」はハマグリぐらいの大きさになります。
産卵期はいずれも夏場です。
主な産地は、青森県の「十三湖、小川原湖」、宮城県の「北上川」、 茨城県の「涸沼川、利根川」、島根県の「宍道湖」などが挙げられます。
品質としては、水中で水管、斧足を出しているとき、手で触れると、すぐ殻を閉じるもの、また水を切っている場合は、殻を固く閉じているものが良いとされています。
調理としては、主に、吸い物、味噌汁などの汁物にしていただきます。
加工品として、佃煮、時雨煮などに利用されます。
ちなみに、このシジミは、昔から、黄疸によく効くといわれています。
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