芝エビはクルマエビ科のエビで、殻が薄くて柔らかく、体色が淡青黄色、尾は少し濃青緑色をしています。
体長は、オスが12cm程度、メスが15cm程度になります。
なお、「芝エビ」は、暖海性の沿岸の砂泥底の浅海に生息していますが、かつて東京品川の芝海岸のものが有名だったため、この名がつけられています。
エビ類の中では代表的な小型のエビで、旬は11月から翌年の3月ごろまでです。
調理(用途)としては、天ぷら(かき揚げ)、すしネタ、グラタン、カレー、ピラフ、カクテルなどにしていただきます。
また、乾エビ(皮付えび、すりえび)、シンジョ(つみいれ)、中華料理の具材などにも利用されます。
ちなみに、乾えび(干しえび)には、皮付のまま煮て乾かしたもの「皮付えび」と、食塩水で煮たのち乾かし、竹で叩くか臼でついて殻を除いたもの「すりえび」と、食塩水で煮た後乾かし、皮を手でむいたもの「むきえび」の3種類があります。
このうち芝エビは、主に皮付えび、すりえびにします。
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