セロリ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「セロリ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「セロリ」のページでは、セロリの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

セロリ、せろり、塘萵、セリ科

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セロリ
 セロリ(塘萵、セルリー)はセリ科に属する1・2年生草本で、英国の南部地方が原産といわれています。

日本では、明治初期から栽培がはじめられています。

根出葉(こんしゅつよう)が直立して、草丈が60〜90cm、葉は長い楕円形で緑色をし、葉肉が薄く、強い芳香をもっています。

栽培は、早春に蒔き夏に採り、夏に蒔き秋に採り、秋に蒔き春に採るというサイクルで行われます。

主な産地は、長野、静岡、福岡、愛知などです。

品質としては、葉にシワや波がなく、鮮明な緑色をし、また、葉柄が筋張らず、空洞がなく、肉が厚いものが良いとされています。

栄養としては、炭水化物、ビタミンA、カリウム、カルシウムなどを含んでいます。

また、特有な芳香成分(ピネン(精油))が含まれているため、イライラを解消し、精神を安定させる効果があるといわれています。

調理としては、葉柄のスジをとり、塩をふってそのままいただいたり、また、サラダ、、酢の物、刺身のつけ合わせ、スープ、ピューレの香味づけなどに用います。

加工品としては、「セロリーシード」、「セロリーパウダー」、「セロリーソルト」などがあります。また、種子は香辛料に利用されます。

草本とは、木部があまり発達せず地上部が一年で枯れる植物を指します。
根出葉(こんしゅつよう)とは、地表にきわめて近い部分から密集して出る葉を指します。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(葉柄−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
15 1 0.1 3.2 1.5
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 44 0 0.2 10
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.03 0.03 0.08 0 29
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0 0.26 7
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
28 410 39 9 39

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.2 0.2 0.03 0.11
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : セロリ



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