サンマはサンマ科の魚で、新潟では「バンジョ」、和歌山では「サイラ」、三重では「カド」、関西では「サイラ」、長崎では「サザ、セイラ」などとよんでいます。
冷水性の魚で、北海道から北九州にかけて回遊します。
「秋刀魚」という名が示すように細長い体形で、体の上部が黒紫色をし、腹部が銀白色に輝いています。
体長は30cm程度になります。
産卵期は、太平洋ものが10〜12月、対馬、佐渡では5〜8月ごろです。
10月が旬で、この頃、三陸沖で水揚げされるものは、脂肪含有が20%と多く、最も美味しいといいます。
品質としては、体色が良く、腹切れや皮むきのないものが良品です。
また、尾の付け根が黄色のものは、特に脂がのっています。
調理としては、塩焼き、味噌焼き、蒲焼き、酢の物(なます)、秋刀魚飯などにしていただきます。
加工品としては、素干し(背開き)、ミリン干しなどに利用されます。
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