サバ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「サバ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「サバ」のページでは、サバの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

サバ、さば、鯖、サバ科

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サ バ
 サバは海面近くを活発に泳ぐ活動性のあるサバ科の魚で、全国各地で漁獲されます。

「マサバ(ヒラサバ)」と「ゴマサバ(マルサバ)」の2種類が挙げられますが、マサバは腹側が銀白色に輝いていて、ゴマサバはこの部分にちょうどゴマを振りかけたように見える小さい黒点が散らばっています。

なお、マサバの体はいくぶん平たい感じがすることから「ヒラサバ」ともよばれています。

これに対し、ゴマサバは丸みをおびているので「マルサバ」ともよばれます。

「秋サバ嫁に食わすな」ということばがありますが、サバは秋になると脂がのり旨みを増します。

一般に、秋に旨みを増すのはホンサバで、ゴマサバは一年を通して味が変わらないとされていますが、実際、脂の量はどちらも夏場が少なく、秋になると増えます。

調理としては、〆めサバ、すし(バッテラ)、酢の物、塩焼き、煮付け、味噌煮、ムニエル、フライなどにしていただきます。

また、水煮、味付缶詰、さば節などの加工品にも利用されます。

なお、サバの卵を塩蔵後に、米麹とシソの葉をまぜて漬け込んだ「宝漬」は有名です。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら
(ゴマサバ)

【主な栄養素】(マサバ−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
202 20.7 12.1 0.3 0
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
24 0 11 0.9 5
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.15 0.28 0.51 10.6 12
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
10.4 0.76 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
140 320 9 32 230

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
1.1 1 0.1 0.01
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : サバ


マサバ ゴマサバ

さば節 糠漬け さばずし

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