料理菊

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「料理菊」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「料理菊」のページでは、料理菊の特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

リョウリギク、りょうりぎく、料理菊、キク科

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料理菊
 料理菊(リョウリギク)はキク科に属する短日性の宿根性草本で、ショクヨウギク、アマギクともいい、冷涼な気候を好みます。

花の色は、黄色、白色、紫色がありますが、白色または黄色のものは大輪菊でも食用になります。

花径は、10〜13cmで、10月中旬から開花しはじめ、1株で200〜300の花が開く品種もあり、満開したものから、順次収穫されます。

主な産地は、愛知がもっとも多く、次いで山形、青森、新潟などです。

菊は、香りとシャキシャキした歯ざわりが喜ばれるので、一般に、冷涼地のものの方が高い商品価値があります。

また、黄色、白色の品種では苦味がありませんが、赤色、紫色、橙色の品種の多くは、苦味があります。

調理(用途)としては、高級料理用のつまとして添えられたり、酢の物、和え物、汁物などに用いられます。

また、花びらを海苔のように薄く乾燥させた「菊海苔(阿房宮(あぼうきゅう))」、「干し菊」、「のし菊」などの加工品にも利用されます。

短日植物(たんじつしょくぶつ)とは、日照時間が一定時間以下になると開花が促進される植物を指します。
宿根草とは、多年草のうち、冬期に地上部だけが枯死して休眠し、春に再び生長するものを指します。
草本とは、木部があまり発達せず地上部が一年で枯れる植物を指します。

食用菊 菊のり

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