蓮根

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「蓮根」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「蓮根」のページでは、蓮根の特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

レンコン、れんこん、蓮根、ハス科

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蓮 根
 蓮(ハス)はハス科に属し、インドが原産で、日本には食用蓮根として中国から渡来し、現在、池沼や水田で栽培されています。

主な産地は、茨城県がもっとも多く、他に、佐賀県、徳島県、愛知県、山口県などです。

なお、「蓮根(れんこん)」は、泥の中で養分を蓄え長く伸びて肥大化した蓮(ハス)の地下茎のことをいいます。

また、蓮根の穴は、葉から根への空気の通り道となります。

栄養としては、ビタミンCが(48mg/100g中)、カリウムが(440mg/100g中)、カルシウムが(20mg/100g中)含まれています。

品質としては、一般に、肌の色が良く、柔らかい肉質をもち、穴の小さい充実したものが良いとされています。

調理としては、煮物、揚げ物、酢漬などにしていただきますが、佃煮、砂糖菓子、福神漬などにも利用されます。

なお、蓮根は、穴があいているので見通しがよくきくということから、正月や節句その他の祝い料理によく使われます。

蓮の実(はすのみ)のページはこちら
地下茎(ちかけい)とは、地中にある茎のことで、その形によって根茎・塊茎・球茎・鱗茎などに区別されます。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(根茎−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
66 1.9 0.1 15.5 2
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 3 0 0.6 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.1 0.01 0.09 0 14
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.4 0.89 48
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
24 440 20 16 74

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.5 0.3 0.09 0.78
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : 蓮根



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