蓮(ハス)はハス科に属し、インドが原産で、日本には食用蓮根として中国から渡来し、現在、池沼や水田で栽培されています。
主な産地は、茨城県がもっとも多く、他に、佐賀県、徳島県、愛知県、山口県などです。
なお、「蓮根(れんこん)」は、泥の中で養分を蓄え長く伸びて肥大化した蓮(ハス)の地下茎のことをいいます。
また、蓮根の穴は、葉から根への空気の通り道となります。
栄養としては、ビタミンCが(48mg/100g中)、カリウムが(440mg/100g中)、カルシウムが(20mg/100g中)含まれています。
品質としては、一般に、肌の色が良く、柔らかい肉質をもち、穴の小さい充実したものが良いとされています。
調理としては、煮物、揚げ物、酢漬などにしていただきますが、佃煮、砂糖菓子、福神漬などにも利用されます。
なお、蓮根は、穴があいているので見通しがよくきくということから、正月や節句その他の祝い料理によく使われます。
|