らっきょう(辣韮)はヒガンバナ科に属する多年生草本で、中国およびヒマラヤが原産です。
鱗茎は、1球が2〜3gですが、大きいものになると10gになるものもあります。
また、1年で収穫したものは大きく、2年ものは分球して小さくなります。
この分球したものは「花らっきょう」用として利用します。
主な産地は、鳥取県、鹿児島県、宮崎県などです。
品質としては、胴部がよく発達し、充実して堅くしまり、色が白く、粒の揃ったものが良いとされています。
栄養としては、炭水化物が比較的多く、ビタミンCや香気成分の「硫化アリル」も含まれています。
調理(用途)としては、主に、らっきょう漬、もろみ漬などの漬物に用います。
また、1年ものの大きい「らっきょう」を旨煮にすることもあります。
ちなみに、この「らっきょう」には、オオニラ、サトニラなどの別名があります。
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