らっきょう

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「らっきょう」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「らっきょう」のページでは、らっきょうの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ラッキョウ、らっきょう、辣韮、ユリ科

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らっきょう
 らっきょう(辣韮)はヒガンバナ科に属する多年生草本で、中国およびヒマラヤが原産です。

鱗茎は、1球が2〜3gですが、大きいものになると10gになるものもあります。

また、1年で収穫したものは大きく、2年ものは分球して小さくなります。

この分球したものは「花らっきょう」用として利用します。

主な産地は、鳥取県、鹿児島県、宮崎県などです。

品質としては、胴部がよく発達し、充実して堅くしまり、色が白く、粒の揃ったものが良いとされています。

栄養としては、炭水化物が比較的多く、ビタミンCや香気成分の「硫化アリル」も含まれています。

調理(用途)としては、主に、らっきょう漬、もろみ漬などの漬物に用います。

また、1年ものの大きい「らっきょう」を旨煮にすることもあります。

ちなみに、この「らっきょう」には、オオニラ、サトニラなどの別名があります。

多年生植物とは、二年以上にわたって生存する植物。
草本は、茎が概して軟らかく、毎年冬になると地上部は枯死しますが、地下部が越冬し春に芽を出します。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(りん茎−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
118 1.4 0.2 29.3 21
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 0 0.8 1
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.07 0.05 0.12 0 29
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
2.1 0.56 23
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
2 230 14 14 35

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.5 0.5 0.06 0.45
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : らっきょう



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