落花生(らっかせい)はマメ科に属し、ブラジルが原産で、南京豆(なんきんまめ)、地豆(ぢまめ)なとともよばれます。
現在、中国、インド、ナイジェリア、アメリカ、インドネシアなどで生産されていますが、日本では、千葉県や茨城県をはじめ、関東以南の排水の良い暖地で栽培がおこなわれています。
品種には、スパニッシュ種(小粒)、バレンシア種(小粒)、バージニア種(大粒)、サウスイーストランナー種(小粒)があり、一般に、大粒ものが食用にされ、小粒ものは搾油に利用されます。
栄養としては、大粒にはタンパク質、小粒には脂肪が多く含まれています。
主成分の平均的な含有量は、脂質が(475.%)、タンパク質が(25.4%)で、このうち脂質の大部分はレイン酸(60%)、リノール酸(22%)の脂肪酸を含む中性脂肪です。
また、ビタミンB1も多く含まれています。
調理(用途)としては、殻のまま炒るか、殻から剥いたものを炒めるか、塩茹でするか、あるいは、油で揚げるかしたものを、塩や砂糖をまぶしたり、バターを絡めたりしていただきます。
また、すりつぶして和え物、砕いてサラダのトッピングや揚げ物の衣、落花生豆腐、煎り豆などに利用します。
加工品としては、搾油して食用油(ピーナッツ油、サラダ油、マーガリン)の原料、また、ペースト状のピーナッツバター、さらに、菓子の材料などにも利用されます。
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