オニオコゼ

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食品の豆知識「オニオコゼ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「オニオコゼ」のページでは、オニオコゼの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

オニオコゼ、おにおこぜ、オニオコゼ科

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オニオコゼ
 オニオコゼはオコゼ科の魚で、俗に「オコゼ」ともよばれています。

体は、やや細長く、約25cm程度で、体色は環境とすむ場所、深度により変化します。

沿岸ものは濃黒色、沖合いものは赤紫色に褐色の斑紋があり、また、深海性のものは黄味をおびています。

暖海性の魚なので、南日本に多く分布し、夏に旨みが増すといわれています。

(夏が旬)。

ちなみに、毒をもっているため、刺されると激痛で苦しむことになるので、活魚の取り扱いには十分注意が必要です。

なお、顔つきや形に似合わず、とても美味な魚で、肉質がしまって硬く、薄づくりの刺身(ポン酢醤油)、汁物、煮付け、から揚げ、魚すきなどにしていただきます。


【主な栄養素】 おこぜ(おにおこぜ) 生
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
85 19.6 0.2 0.2 0
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 2 1 0.4 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.01 0.12 2.4 0.08 0.6
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
3 0.51 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
85 360 31 26 200

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.4 0.7 0.03 0.21
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。



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