ニシンはニシン科の魚で、体色は、背中側が暗青色、腹側が銀白色をし、体長は35cm程度になります。
寒帯性の魚で、北日本、特に北海道の北部から樺太にかけて分布しています。
東北では「カド、カドイワシ」などとよんでいます。
なお、ニシンは夏および冬にも獲れますが、大抵、春の産卵期に接岸するものを漁獲します。
品質としては、魚肌に光沢があり、腹切れのないもの、また、ウロコが多くついているものが良いとされています。
旬は春で、調理としては、酢の物(マリネ)、塩焼き、蒲焼き、味噌煮、三平汁、にしん蕎麦などにしていただきます。
加工品としては、数の子、バラ子、ミガキニシン、燻製、昆布巻、塩漬け、糠漬けなどに利用します。
また、ニシンの卵粒が付着している子持ちわかめ、また、コンブ、モズクも塩漬けに利用されます。
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