ナツメ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「ナツメ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「ナツメ」のページでは、ナツメの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ナツメ、なつめ、棗、クロウメモドキ科

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ナツメ
 ナツメ(棗)はクロウメモドキ科に属し、アジアが原産で、4〜5月に淡緑色の小花が咲き、5〜10月に果実をつけます。

その果実は、核果で楕円形をし、成熟すると黄褐色になります。

また、乾果には約90%の可食部があります。

中国では広く栽培(広東地方の大ナツメなど)され、食用にしていますが、日本では、東北地方、関西地方、中国地方などのごく一部で、庭などに植えられている程度です。

主な成分は、大部分が炭水化物で、多量の果糖を含んでいます。

乾燥品では、次のような成分を含んでいます。
炭水化物 71.4%
食物繊維 12.5%
ビタミンB1 0.10mg/100g中
ビタミンB2 0.21mg/100g中
葉 酸 140μg/100g中
カルシウム 65mg/100g中
1.5mg/100g中

なお、このナツメは、主に生食にしますが、ジャム、砂糖煮、また、乾したものを、菓子、料理などに利用します。

核果(かっか)とは、外果皮は薄く、多肉・多漿質の中果皮と、厚く堅い内果皮とをもつ果実を指します。


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