ナス(茄子)はナス科に属し、インドが原産といわれています。
高温性の野菜で、高さが60〜100cmになります。
果実の形は、長い筒形、卵形、球形、きんちゃく形など、また、色は、紫黒色が多く、白色、紫色、淡緑色のものもあります。
主な産地は、高知県、熊本県、群馬県、福岡県、茨城県、栃木県などです。
品質としては、新鮮で、果皮にツヤがあり、胴部が豊かに張っていて、ヘタの色の充実したものが良好です。
栄養として、ビタミン類、無機質ともあまり含まれていません。
なお、ナスの色素は、アントシアニン系で、ナスニン(紫)、ヒアシン(青褐色)ですが、いずれも配糖体として存在しています。
調理としては、煮物、炒め物、天ぷら、焼きなす、なす田楽などにしていただきますが、漬物としての用途が多く、ぬか味噌漬、塩漬、味噌漬、麹漬、からし漬、粕漬などに用います。
なお、茄子には、ナスビ、ナスミ(中酸実)などの別名があります。
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