食品の豆知識「梨」のページ

食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「梨」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「」のページでは、の特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ナシ、なし、梨、バラ科

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 梨(ナシ)はバラ科に属し、日本には1300〜1400年前に渡来したといわれ、安政のころから栽培がはじまり、明治初期に、西洋梨などが導入され、明治中期以降から生産が盛んになり現在に至っています。

梨は、落葉高木(喬木)で、5〜10個の白い花を咲かせます。種類は日本梨(赤梨、青梨)、西洋梨などに分けられます。

主な生産地は、日本梨で、千葉県、茨城県、栃木県、福島県、鳥取県、長野県など、西洋梨で、山形県、青森県、新潟県、、長野県などです。

品質として、日本梨は、新鮮で、果肉が白く、多汁のもの、西洋梨は、迫塾によりねっとりした香気があり、舌触りの良いものが、良いとされています。

栄養としては、ショ糖、果糖、ブドウ糖を含み、全糖量が(6〜11%)です。

調理としては、いずれの梨も瑞々しいところをそのままいただきます。

加工品としては、シロップ漬缶詰、砂糖煮、ジャム、梨酒、ジュース、乾果などに利用されます。

ただ、日本梨は木材臭がでるので、缶詰には適していません。

喬木(きょうぼく=高木)とは、丈の高い木。樹木のうち、おおよそ丈が人の身長より高く、一本の太い主幹が明瞭であるものをいいます。

【主な栄養素】 なし類 [日本なし] 生
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
43 0.3 0.1 11.3 0.9
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 0 0.1 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.02 Tr 0.2 0.02 0
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
6 0.14 3
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
Tr 140 2 5 11

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0 0.1 0.06 0.04
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。


【主な栄養素】 なし類 [西洋なし] 生
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
54 0.3 0.1 14.4 1.9
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 0 0.3 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.02 0.01 0.2 0.02 0
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
4 0.09 3
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
Tr 140 5 4 13

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.1 0.1 0.12 0.04
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。


日本梨

西洋梨

その他


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