もやし(萌)は、豆を暗所で白化させながら発芽させたもので、芽と茎を食用にする一種の野菜です。
原料には、最も風味が良いとされる緑豆(りょくとう)、または、大豆(だいず)を使用します。
このうち、緑豆には、ブラックマッペとグリーングラムの2種ありますが、主に利用されるのは、タイなどから輸入されるブラックマッペです。
大豆もやしは、韓国料理などによく使われます。
ちなみに、地方によっては、小豆が利用されることもあります。
一般に、もやしの作り方は、まず、豆を温水につけ、暗所におき、倍ぐらいの大きさになるまで水を吸わせ、その後、網あるいはきれいな砂などを入れた排水口のある桶などに入れて、ガーゼなどでおおい、27〜30℃の温度で発芽させます。
毎日2回ぐらいづつ温水を注いでいくと、緑豆なら2日目で約1cm、大豆なら2昼夜で発芽し、3日目で約13cm、5日目で約15cmまで成長します。
そして、緑豆なら約5cm、大豆なら10〜15cmまで伸びたところで食用にします。
調理としては、おひたし、胡麻和え、酢の物、炒め物(野菜炒め、チャンプルー、お好み焼き、焼きそば)、鉄板焼き(ジンギスカン鍋)、汁物(豚汁、ラーメン)、韓国風の漬物や和え物(キムチ、ナムル)などにしていただきます。
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