モ モ |
|
|
モモ(桃)はバラ科に属する落葉小高木(喬木)で、中国が原産地とされ、樹高が4m程度、淡紅白色の花を咲かせます。
現在では世界中の温帯、亜熱帯地方で栽培されていますが、日本では、山梨、福島、長野、山形、和歌山などでみられます。
その果実は核果で、苗を植えておよそ3年目より結実します。
このモモは種類、品種が非常に多く、果肉が核から離れ易い「離核種」と離れ難い「粘核種」、「生食用(早生種、中生種、晩生種)」と「加工用」、果肉の色から「白色」と「黄色」などに分けられます。
品質としては、一般に、果実の形が整い、柔らかく、多汁で、芳香をもつものが良く、加工用としては、核が除き易く、堅いものが好まれます。
主成分は、ショ糖、果糖、ブドウ糖などで、全糖量が7.6〜11.5%です。
なお、このモモは、ふつう生食にしますが、ジュース、シロップ漬缶詰、ジャムなどにも利用します。
|
※ |
喬木(きょうぼく=高木)とは、丈の高い木。樹木のうち、おおよそ丈が人の身長より高く、一本の太い主幹が明瞭であるものをいいます。 |
※ |
核果(かっか)とは、外果皮は薄く、多肉・多漿質の中果皮と、厚く堅い内果皮とをもつ果実を指します。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
【主な栄養素】 もも 生 |
エネルギー
(kcal) |
タンパク質
(g) |
脂 質
(g) |
炭水化物
(g) |
食物繊維
(g) |
40 |
0.6 |
0.1 |
10.2 |
1.3 |
β-カロテン当量
(μg) |
レチノール活性当量
(μg [μgRAE]) |
ビタミンD
(μg) |
ビタミンE
(mg) |
ビタミンK
(μg) |
5 |
Tr |
0 |
0.7 |
0 |
ビタミンB1
(mg) |
ビタミンB2
(mg) |
ナイアシン
(mg) |
ビタミンB6
(mg) |
ビタミンB12
(μg) |
0.01 |
0.01 |
0.6 |
0.02 |
0 |
葉 酸
(μg) |
パントテン酸
(mg) |
ビタミンC
(mg) |
|
|
5 |
0.13 |
8 |
|
|
ナトリウム
(mg) |
カリウム
(mg) |
カルシウム
(mg) |
マグネシウム
(mg) |
リ ン
(mg) |
1 |
180 |
4 |
7 |
18 |
鉄
(mg) |
亜 鉛
(mg) |
銅
(mg) |
マンガン
(mg) |
|
0.1 |
0.1 |
0.05 |
0.04 |
|
|
|
|
|
|
|
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり) ※ 「Tr」は、微量を表す。 |
|
|