マイワシ

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食品の豆知識「マイワシ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「マイワシ」のページでは、マイワシの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

マイワシ、まいわし、真鰯、ニシン科

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マイワシ
 マイワシはニシン科の魚で、日本海、沿海州、サハリン南部、東シナ海に分布しています。

東北では「ナナツボシ」、高知では「ヒラデ」とよばれています。

また、大きさにより呼び名が異なり、3cm程度の幼魚を「シラス」、10cm程度のものを「小羽イワシ」、13cm程度のものを「中羽イワシ」、18cm程度のものを「大羽イワシ」とよんで区別しています。

一般に、マイワシの体には7つ前後の黒点があり、他のイワシ類と簡単に区別できます。

なお、産卵期が2〜3月で、岸に近づき内湾に入り込んで来ます。

漁法としては、海の表面近くを活発に泳ぎまわっていますので、「きん着網」、「浮刺網」、「地曳網」、「棒受網」などで漁獲します。

品質として、背部の色が濃く、腹部と差がはっきりみられ、全体にツヤ、弾力があり、眼がすんでいて、身ばなれが良いもの、また、鱗(うろこ)の多くついているものが良いとされています。

旬は秋から冬で、調理としては、新鮮なものを刺身、酢の物にしていただきます。

ほかに、塩焼き、フライ、唐揚げ、魚団などに利用します。

加工品としては、各種干物、缶詰類に利用されます。

イワシの栄養について

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(マイワシ−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
217 19.8 13.9 0.7 0
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
40 0 10 0.7 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.03 0.36 0.44 9.5 11
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
8.2 1.17 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
120 310 70 34 230

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
1.8 1.1 0.14 0.05
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : イワシ



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