マグロ類はサバ科の魚類で、この魚類には、クロマグロ(別名マグロ)、ビンナガマグロ、メバチマグロ、キワダマグロなどが挙げられます。
いずれも、暖海に分布する外洋性の大型の魚で、市場には、遠洋漁業物の凍結品として入荷します。
もちろん、近海物も少量ですが入荷し、とても珍重されています。
なお、マグロ類は、内部の部位により俗称が異なり、また、色、脂のり、味も大きく違います。
一般に、「大トロ」が最も好まれ、次いで、「中トロ」、「赤身」となります。もちろん、「中落ち」も賞味されます。
また、クロマグロが最も好まれ、キワダマグロ、メバチマグロがこれに次ぎ、ビンナガマグロは劣ります。
調理としては、刺身、すしネタ、山かけ、汁物、煮付け、照り焼き、塩焼き、味噌漬けなどにしていただきます。
加工品としては、水煮缶詰、油漬缶詰、フレーク缶詰などに利用されます。
ちなみに、この場合の「中落ち」とは三枚におろしたときの骨と骨の間に付着している身を指します。
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