マダイはタイ科に属する魚で、北海道以南の日本各地の水深30〜150mの岩礁に生息しています。
特に、日本海、瀬戸内海のものが有名で、大きいものでは体長が1mになります。
とても美味で、祝魚として利用されることも多く、「百魚の王」ともいわれています。
また、寿命も、魚のうちでは長く40年ぐらい経つものもいるといわれています。
一般に、メスはオスより丸みがあり、鮮やかな色をしています。
一方、オスは角ばり、黒ずんでいます。
産卵期は4〜5月ごろで、旬は冬から春ですが、産卵直後の初夏になりますと味がおちます。
ちなみに、オスよりメスの方が美味とされています。
調理としては、クセのない旨みがあり、刺身、すしネタ、塩焼き、煮付け、ムニエル、酒蒸し、汁物、鍋物などにしていただきます。
また、全長が10cm程度の「カスゴ」は、身が柔らかく、味もうすいので、塩〆めにしていただきます。
なお、このマダイを、近畿地方では「ホンダイ」とよんでいます。
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