キュウリ(胡瓜)はウリ科に属し、インドが原産といわれています。
日本には、応神、仁徳天皇時代に伝えられたという記録が残っています。
果実は、細長い円柱形で、長さが15〜30cm、中央部がやや細まり、表面にイボ状のトゲ(黒イボ、白イボ)が散在しています。
果色は、ふつう緑色ですが、淡緑色、濃緑色、半白などもあります。
収穫期は、ふつうのきゅうりで、長さが18〜25cm、重さが90〜150gぐらいになったころ、また、「花きゅうり」では、3〜5cmぐらいになったものを花付きのまま収穫します。
主な産地は、宮崎県、群馬県、埼玉県、福島県、千葉県、高知県などです。
品質としては、新鮮で肌が張り、直線的で、中央部分があまりくびれていないもの、また、その品種の本来の色沢があるものが良好です。
栄養としては、糖質、タンパク質、リン、鉄、ビタミンCなどを含んでいます。
調理としては、サラダ、酢の物、料理の付け合せなどにしていただきます。
また、塩漬、ぬか味噌漬、粕漬、ピクルスなどの漬物にも用います。
なお、きゅうりの別名には、黄瓜(キウリ)、気瓜、王瓜(カラスウリ、烏瓜)、刺瓜(トゲウリ)、稜瓜(ソバウリ)などがあります。
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