京 菜 |
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京菜(キョウナ)はアブラナ科に属し、関東地方の特に茨城県でもっとも多く栽培されています。
他に、関西地方、福岡県などでもみられます。
京都地方では、水田に水を入れて栽培していたことから「水菜(ミズナ)」とよんでいます。
この京菜は、ほかの菜類と異なり、1つの根から数百の葉を出しています。
繊維質で、少し辛味があります。
葉柄は30〜40cmで細長く、1株あたり重さが3〜4sになります。
炎暑、乾燥を嫌うものの比較的簡単に栽培され、およそ100日で収穫できます。
品質としては、適度な大きさの株で、葉の幅が広く、長さがよく揃い、葉の繊維が発達せず歯切れの良いものが良いとされています。
栄養としては、一般菜類と同じで、ビタミン類が多く、特に、ビタミンA(110μg/100g中)、ビタミンCを(55mg/100g中)含んでいます。
また、カルシウムが(210mg/100g中)、鉄が(2.1mg/100g中)と、こちらも比較的豊富です。
調理としては、新鮮で柔らかく瑞々しいものを浅漬(塩漬)、ぬか味噌漬、おひたし、和え物などにしていただきます。
また、各種鍋物の青味や茹でて正月料理の雑煮の具(青味)としても用いられることがあります。
なお、別名には、千筋菜(ちすじな)、糸菜、柊菜(ひいらぎな)、マクリナなどがあります。
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京菜(キョウナ) |
壬生菜(ミブナ) |
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