キャッサバ |
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キャッサバはトウダイグサ科に属し、タピオカノキ、イモノキともいいます。
ブラジルが原産の草本で、草丈2〜3mの多年生ですが、亜熱帯では1年生となります。
成長すると、茎が直立し、その茎の根元には同心円を描いて数本の塊根(芋)がつきます。
その塊根は両端が尖った細長い形をし、外皮が褐色、内部が黄白色で、30〜40%のデンプンを含んでいます。
この蓄積されたデンプン粒は極めて小さく優秀で、このデンプンのことを「タピオカ」といい、これを大豆ぐらいの大きさに丸く固めたものが「タピオカパール」です。
現在、このキャッサバは、熱帯地域で広く栽培され、住民の重要な食料になっているほか、デンプン製造の原料としても、広く利用されています。
調理(用途)としては、主に、菓子の原料、料理のとろみ付け、ツナギとして利用されます。
また、タピオカパールを煮戻して、デザートの材料、コンソメスープの浮身、タピオカティー(台湾発祥の茶)などに用います。
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多年生植物とは、二年以上にわたって生存する植物。草本では毎年冬になると地上部は枯死しますが、地下部は越冬し春に芽を出します。 |
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草本とは、木部があまり発達せず地上部が一年で枯れる植物の総称です。 |
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