コンニャク(蒟蒻)はサトイモ科に属するインドシナが原産の多年生草本で、日本での主な産地は群馬県ですが、他に栃木県、茨城県などでも生産されています。
ちなみに、コンニャクは球茎(きゅうけい)植物ですが、通常、3〜4年目にその球茎を採って、いわゆる「コンニャク」などに加工します。
一般に、店頭で売られている「コンニャク」は、生のコンニャクイモ、またはコンニャクイモからつくった精粉に、水を加えて糊化し、水洗い後、石灰などを加えて、凝固させたものですが、その多くは、細かく砕いたひじきなどの海藻を、固める際に入れて、黒っぽくしたものになります。
もちろん、糸状に固めた「糸コンニャク」、糸コンニャクより細く固めた「しらたき」、赤色に加工した「赤コンニャク」なども製造、販売されています。
調理(用途)としては、刺身、和え物、おでん、煮物、汁物(味噌汁、豚汁)、すき焼き、味噌田楽などにしていただきます。
また、コンニャクから、粘着力、耐熱性、耐寒性に強い成分が得られますので、食用以外に、工業用としても利用されています。
ちなみに、低カロリーで食物繊維も豊富なためダイエット食品にも利用されます。
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