食品の豆知識「米」のページ

食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
 食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編 トップページ > 穀 類 > 

食品の豆知識「米」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「」のページでは、の特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

コメ、こめ、米、イネ科

*****
ー スポンサードリンク −


 米はイネ科に属し、東南アジア一帯が原産地といわれています。

米をとるイネの生育が、高温多湿に適しているため、現在でも、アジア各地で盛んに栽培されています。

日本においては、紀元前1世紀ごろ、北九州で栽培がはじめられたとされています。

イネには、水田で栽培する「水稲(すいとう)」と畑地でつくる「陸稲(おかぼ)」がありますが、日本では大部分が水稲で、陸稲はほんのわずかです。

また、「ウルチ(粳)」と「モチ(糯)」の2種類がありますが、栽培の多くは「ウルチ」です。

主な産地としては、新潟、北海道、秋田など、北陸や東北地方、北海道です。

また、米は、世界的にみて、品種がきわめて多く、大別すると、短粒の「日本型(Japonica)」と長粒の「インド型(Indica)」になります。

日本、台湾、韓国、イタリア、カリフォルニアなどが「日本型」、タイ、ベトナム、南米北部などが「インド型」です。

さらに、日本の米の中にも多くの品種があり、気候、風土、嗜好に適した品種を選んで各地で栽培されています。

栄養としては、デンプンを主体に、タンパク質、脂質、ビタミン類などを含んでいますが、ヌカにタンパク質やビタミン類が多いため、玄米を精白した精白米ではデンプン以外が減少します。

特に、ビタミン類は約1/3になります。

普通、玄米(100)に対して、精白米(92)、米ヌカ(8)の割合で得られます。

用途としては、多くは、精白して炊飯されますが、ほかに、穀粉、製菓、酒造、味噌などの原料としても利用されます。

また、米ヌカは、飼料、米油原料などに利用されます。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(玄米(水稲))
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
350 6.8 2.7 73.8 3
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 0 1.3 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.41 0.04 0.45 0 27
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
6.3 1.36 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
1 230 9 110 290

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
2.1 1.8 0.27 2.05
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : 




メニュー

*****
ー スポンサードリンク −



【索引ページ】



[PR]
ジーンズ色いろ 栄養管理&食品 病気とからだナビ 暮し生活のアイディア
病気と症状いろいろナビ 病気と症状ひと口メモ 呼吸器の病気ナビ 妊娠@ガイドブック
運動器の病気ナビ 皮膚と皮膚付属器の病気ナビ
当サイト、当サイト名、および当サイトの内容・画像等を、あたかも自分のサイトであるかのように利用・使用するのはおやめ下さい。もちろん、内容・画像等の複製(コピーなど)もご遠慮願います。 当サイトのご利用には、人間としてのモラルをもってお願い致します。このサイト「食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編」の全ページの著作権は、すべてこのサイトの管理者にあります。
Copyright (C) 食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編 All Rights Reserved