キクイモ |
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キクイモ(菊芋)はキク科に属する多年草で、北アメリカ北部から北東部が原産といわれています。
日本では、北海道、東北をはじめ九州地方まで、生産量はわずかですが、全国に分布しています。
性質が強健なため、荒地でも野生化します。
また、繁殖力が強いため、少し植えただけでもたちまち増殖します。
なお、この植物は、草丈が2〜2.5m以上になり、地下に塊茎(かいけい)を形成します。
その塊茎の主成分は、食物繊維と果糖の製造に用いる「イヌリン」で、そのイヌリンの含有量は(約13%)になります。
ちなみに、このキクイモには、ほかの芋類と異なり、デンプンがあまり多く含まれていません。
調理(用途)としては、塊茎を、バター焼き、煮物、汁物、フライ、味噌漬け、粕漬けなどにしていただきます。
また、健康食品、アルコールの製造原料、さらに、家畜の飼料にも利用されます。
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多年生植物とは、二年以上にわたって生存する植物を指します。 |
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塊茎(かいけい)とは、地中にある茎の一部がデンプンなどの養分を蓄え、塊状に肥大したものをいいます。 |
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