キイチゴ

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食品の豆知識「キイチゴ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「キイチゴ」のページでは、キイチゴの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

キイチゴ、きいちご、木苺、バラ科

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キイチゴ
 キイチゴ(木苺)はバラ科に属する漿果類で、欧米では重要な果実ですが、日本では北海道でわずかに栽培されている程度です。

主な種類には、ラズベリー、ブラックベリー、デューベリー、ローガンベリーなどがあります。

このうち、ラズベリーは、ヨーロッパ、アジア原産の低木(灌木)で、ヨーロッパキイチゴ、西洋キイチゴともいいます。

寒さには強いが夏の暑さにやや弱いという特徴があります。

ブラックベリーは、北アメリカ、カナダ原産の低木(灌木)で、クロミキイチゴともいい、ラズベリーより全体的に甘味があります。

デューベリーは、北米原産で、花の数は一般にブラックベリーより少ないが、用途などはブラックベリーと同じです。

ローガンベリーは、ラズベリーとブラックベリーとの交配で、果実は赤くて強い甘味をもっています。

成分として、いずれも糖質、クエン酸、ビタミンA、ビタミンCなど含んでいます。

なお、このキイチゴは、生食のほか、果実酒、果汁、シャーベット、ケーキ、パイ、ゼリー、ジャムの原料などに利用されます。

漿果(しょうか)とは、果皮が肉質で、液汁の多い果実を指します。
灌木(かんぼく=低木)とは、通常、ヒトの身長以下の高さの樹木をさします。主幹と枝との区別がはっきりせず、多くが根もとから多くの枝に分かれています。


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