毛がにはクリガニ科のカニで、オオクリガニともいいます。
北海道沿岸から仙台、日本海に生息する寒海性のカニで、甲羅はやや楕円形をし、大きさが12〜15cm程度になります。
また、体は茶褐色で、表面には黄褐色で短い毛が密生しています。
ちなみに、メスよりオスの方が大型です。
漁獲量は、冬期が比較的多く、水揚げされると直ちに海水で茹でられ、冷蔵されて、大都市市場に出荷されます。
品質として、脚、ハサミの欠落がなく、甲殻が特有の色彩をもつものが良いとされています。
甲殻の黒ずんでいるもの、色は良いがカサの割りに軽いものは身が少なくて不味です。
調理としては、塩茹で、蒸しガニ、汁物などにしていただきます。
加工品としては、水煮缶詰などに利用されます。
なお、この毛がは、ミソが多く、身に甘味があるのが特徴です。
|